【12月8日 AFP】交流サイト(SNS)大手の米ツイッター(Twitter)は7日、今年最も投稿されたテーマは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行と、人種差別抗議運動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」だったと発表した。

 発表によれば、今年最も使われたハッシュタグは「#Covid19」関連で、投稿数は4億件近くに上った。3位には新型コロナウイルス対策の「#StayHome(ステイホーム)」がランクインした。

 2位は、ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが白人警官に殺害される事件を機に、世界各国に広がった「#BlackLivesMatter」だった。

 ツイッターによれば、「2020年は世界各国の選挙関連の投稿が7億件を超え、人物ではドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領、ジョー・バイデン(Joe Biden)前米副大統領、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領、インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相、そしてカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員について最も投稿されていた」という。

 最もリツイートされた投稿は、ヒーロー映画『ブラックパンサー(Black Panther)』で主演を務め、8月に死去した米俳優チャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)さんの訃報だった。本人のアカウントを使った家族の投稿には、史上最多となる750万の「いいね」が付き、210万回リツイートされた。

 次に「いいね」の数が多かったのは、米プロバスケットボール(NBA)界のスター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)さんの死に関するオバマ前米大統領のツイートで、390万の「いいね」が付いた。(c)AFP