伊の「連帯キッチン」ネットワーク、困窮する人々に料理提供
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■目指すは継続、そして拡大
コロナの流行下で、貧しい人々のためにレストランが料理を提供するという取り組みは、イタリア各地、さらには世界中に広まっている。
だがおそらく、トリノほど組織化されているところは他にないだろう。トリノ市はこの取り組みが継続するだけでなく、さらに拡大することを望んでいる。
出来上がった料理はボランティアによって、フランシスコ会修道士やキリスト教の慈善団体「聖エジディオ共同体(Sant'Egidio)」などに届けられ、配られる。
フランシスコ会のマウロ・バッタリーノ(Mauro Battaglino)神父は毎日、教会の敷地には400人以上が列をつくると話す。コロナ流行前の2倍だ。
「ロックダウン後も問題は続いています」。同神父は失業した人々や、観光客や交通量が減って頼りの施しが少なくなったホームレスの人々を例に挙げて話した。
「これがもうすぐ終わるとは思えません」 (c)AFP/Miguel MEDINA with Alexandria SAGE in Rome