エチオピア首相、北部勢力への「最終」攻勢を命令
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エチオピア・ティグレ州マイカドラ近郊で、11月9日に起きた虐殺により死亡したとされる20人余りの遺体が遺棄された穴(2020年11月21日撮影)。(c)EDUARDO SOTERAS / AFP

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【11月27日 AFP】エチオピア連邦政府軍と北部ティグレ(Tigray)州政府を率いる政党「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」との間での紛争で、アビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は26日、TPLFに要求していた降伏の期限が過ぎたとして、州都メケレ(Mekele)に対する「最終」攻勢を開始するよう軍に命じた。
3週間にわたり続く紛争では、これまでに数百人が死亡、4万人余りが避難民化している。昨年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したアビー氏は22日、TPLFに72時間以内に降伏するよう要求。TPLF側はこれを拒否していた。
アビー氏は、同国軍に対TPLF作戦の「第3かつ最終の段階を完了する」よう命じたとし、「この最終段階では罪のない民間人の被害がないよう細心の注意が払われる。人々が懸命に築き上げたメケレが大きな損害を受けないよう、あらゆる努力がなされる」と言明した。
政府軍は最近、戦車部隊がメケレに進軍していると表明していたが、軍が現在、同市にどれほど近づいているかははっきりしない。ティグレ州では通信が遮断され、報道規制が敷かれており、双方の主張の信ぴょう性確認が困難な状態にある。(c)AFP