【11月21日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)は20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のプロトコルに関するカナダ当局との交渉が折り合わなかったとして、来季は米フロリダ州を拠点に開幕を迎えることを明らかにした。

 2018-19シーズン王者のラプターズは、マサイ・ウジリ(Masai Ujiri)会長のコメント文で、カナダと米国間の隔離措置をめぐる難題を避けるために、新シーズンはフロリダ州タンパ(Tampa)に仮設する本拠地でスタートすることになると説明した。

 2020-21シーズンのNBAは2週間足らずの来月1日にプレシーズンのトレーニングキャンプが始まり、レギュラーシーズンは同22日に開幕することが決まっており、ラプターズはどこで来季を迎えるかの問題解決を急いでいた。

 ラプターズは自由に米国へ渡航することができるものの、カナダへ戻るたびに14日間の隔離措置に入らなければならない。一方、米国内のチームもトロントを訪れる際には、同様の措置が義務付けられることになる。(c)AFP