【11月11日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は10日、労使協定の調整案が理事会で全会一致で可決され、2020-21シーズンの短縮や12月22日の開幕などが正式に決まったことを明かした。

 理事会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を踏まえ、来季の開幕日と、レギュラーシーズンを72試合に減らすことで選手会(NBPA)と合意に至ったと発表。その他の点についても引き続き交渉を行っていくと話している。

 新型ウイルスによる年俸の削減幅は、最大で20パーセントに抑えられ、適用は最長で3シーズンになることも決まった。新シーズンのサラリーキャップは1億914万ドル(約115億円)で、ぜいたく税が課される基準額は1億3262万7000ドル(約140億円)となる。

 フリーエージェント(FA)選手との交渉は11月20日から解禁となり、同22日から契約が可能になる。

 開幕日が12月22日に設定されたことで、リーグは来季もドル箱であるクリスマスゲームの放送を維持できるようになった。また、このスケジュールなら来年7月下旬に開幕する東京五輪前にプレーオフを完了できるため、トップ選手の五輪派遣に向けた障壁もなくなった。(c)AFP