イタリア勝利でNL4強に王手、オランダは新政権で初白星
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【11月16日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は15日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ1ではイタリアが複数の主力選手を欠き、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督が新型コロナウイルスの陽性反応により隔離される中、ポーランド相手に2-0で見事な勝利を収めた。
この一戦に先駆けて行われた試合ではホームでオランダがボスニア・ヘルツェゴビナを3-1で下していたが、ポーランドに勝利したイタリアが同組の首位の座をキープしている。
敵地サラエボで18日に行われるボスニア戦に勝利すれば、イタリアは来年10月に予定されている準決勝に自力で駒を進められる。
イタリアは27分、アンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)がグジェゴシュ・クリホビアク(Grzegorz Krychowiak)に倒されて得たPKをジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho ‘Jorginho‘)が決めて先制した。
すると77分にポーランドのヤツェク・グラルスキ(Jacek Goralski)が退場になると、その後ドメニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)が追加点をマークした。
けがや新型ウイルス検査の陽性反応、また同検査の結果が確定していないことを理由に、招集メンバーが41人から28人に減ったイタリアを指揮したアルベリコ・エヴァーニ(Alberico Evani)アシスタントコーチは、「これがわれわれの文化。イタリア人は困難なときに全力を尽くし、より団結する」とコメントした。
一方オランダは、ジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)の2得点などでボスニアを下し、フランク・デ・ブール(Frank de Boer)監督にとってはこれが初勝利となった。
デ・ブール監督の就任後、3分1敗と白星から見放されていたオランダは、ワイナルドゥムが前半早々に2点を挙げるなど試合を支配し、メンフィス・デパイ(Memphis Depay)にも得点が生まれた。
オランダは最終節にアウェーでポーランドと対戦するが、もしイタリアが勝利すれば勝ち上がりの望みはついえることになる。(c)AFP