【11月15日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は14日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ4ではセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が2度PKを失敗したスペインが、終了間際のジェラール・モレノ(Gerard Moreno)のゴールで追いついてスイスと1-1で引き分けた。

 この試合でスペイン代表として177試合目の出場を果たしたラモスは、イタリアのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)の欧州歴代最多キャップ数を更新した。

 しかし1本目のPKを相手GKヤン・ゾマー(Yann Sommer)にセーブされたラモスは、2本目の「パネンカ」をまたしても阻まれ、敵地バーゼル(Basel)で行われたメモリアルマッチは忘れ去りたい一戦となった。

 試合後にスペインを率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「セルヒオは数え切れないほどPKを決めている。3本目があれば彼は同じように引き受けていただろう」とキャプテンを擁護した。

 それまで25本連続でPKを決めていたラモスのミスにより、スペインが4強入りするためには17日にホームのセビリア(Sevilla)でドイツに勝利することが絶対条件となった。

 スイス戦までの5試合でわずか3得点だったスペインは、レモ・フロイラー(Remo Freuler)に先制点を許し主導権を握られると、残り11分でニコ・エルヴェディ(Nico Elvedi)が退場し数的優位に立ったものの、よく組織された相手を崩すことができなかった。(c)AFP