【11月5日 AFP】(更新)開票が進む米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営は4日、ミシガンとペンシルベニアの激戦2州での票集計差し止めを求める訴えを裁判所に起こすと発表した。

 トランプ陣営のビル・ステピエン(Bill Stepien)選対本部長は、ミシガン州で自陣営が法律で保証されている開票作業の参観を「多数の」場所で拒否されたと主張。その証拠は示さなかった。

 さらにトランプ陣営は、ペンシルベニア州で自陣営の「参観人」が集計作業員の25フィート(約7.6メートル)以内に近づくことを選挙管理当局から阻止されたと訴え、「有意義な透明性が確保され、すべての開票作業が公明正大かつ法律にのっとって行われていることを共和党が確認できるまで、開票を一時停止するよう求める訴えを起こす」と表明した。

 ミシガン州では開票率94%の時点で民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏が4万5000票近くリード。一方のペンシルベニア州では、開票率78%の時点でトランプ氏が50万票近くリードしているが、民主党支持が厚い地域での集計が終わっていないことから、バイデン氏が挽回する可能性もある。

 同じく激戦州のウィスコンシンではバイデン氏の勝利が伝えられたが、トランプ陣営は同州での再集計を要求した。(c)AFP