トランプ氏「票の大量投下」主張 投稿非表示に
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【11月5日 AFP】開票が進む米大統領選で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は4日、ツイッター(Twitter)への投稿で、自身が民主党の対立候補ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領に対しリードしていた州で「不意打ちの票の大量投下」があったと主張した。ツイッターはこの投稿を非表示にし、「誤解を招く」との警告文を付けた。
トランプ氏は投稿で「私は昨夜、多くの重要州でしばしば堅実にリードしていた。ほぼすべてが民主党の運営・支配下にある州だ。しかし、不意打ちの票の大量投下が集計されると、一つまた一つと魔法のように消え始めた」と主張。「票の大量投下」があった証拠は示さなかった。選挙で何らかの不正があったとの情報は今のところない。
ツイッターは投稿に対し「このツイートで共有されているコンテンツの一部またはすべてに異議が唱えられており、選挙や他の市民行事への参加方法について誤解を招いている可能性があります」との警告文を表示。「表示」ボタンを押さないと内容を読めないようにした。
トランプ氏はこれに先立つ投稿で、バイデン陣営が選挙を「盗もうとしている」と主張し、ツイッターから同様の措置を受けていた。
米大統領選では開票作業が進む中、多くの州で両候補のリードが頻繁に入れ替わる状況が続いているが、トランプ氏は最終結果を待たずに勝利を宣言。
トランプ氏はここ数か月にわたり郵便投票は不正を誘発するとの根拠のない主張を展開してきており、4日にもツイッターへの投稿で「郵便票の大量投下が数えられるたびに、その比率と破壊力が甚大なのはなぜか?」と疑問を呈した。(c)AFP