【11月5日 AFP】(更新)開票が進む米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営は4日、激戦州のウィスコンシンで票の再集計を求める意向を示した。同州では中間集計で民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏がわずかに優勢となっている。

 トランプ陣営のビル・ステピエン(Bill Stepien)選対本部長は声明で、「ウィスコンシン州の数郡で不備があったとの報告があり、結果の正当性に深刻な疑念が生じている」と説明。「大統領(の得票数)は再集計を要求できる十分な範囲内にあり、われわれは直ちにこれを要求する意向だ」とした。

 ウィスコンシンは、大接戦となっている大統領選の行方を左右する少数の州の一つ。開票率94%の時点で、バイデン氏が約2万票リードしている。投票総数は320万票余りで、この差が全体に占める割合はごくわずかだが、トランプ氏は再集計でも挽回できない可能性がある。前回2016年の選挙では、同州で行われた再集計の結果トランプ氏側に回った票はわずか131票だった。(c)AFP