【10月30日 AFP】男子テニス、世界ランク7位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は29日、昨年米ニューヨークで同選手から暴行を受けたとする元恋人の投稿について、「全くのでたらめ」と否定した。

 今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)でファイナリストになったズベレフは、昨年同大会に出場していた際に当時の交際相手だったオルガ・シャリポワ(Olga Sharypova)さんの首を絞めようとしたと訴えられたが、この話は「根も葉もない」ものであり「とても悲しい」と語った。

 シャリポワさんは当初、自身のインスタグラム(Instagram)でズベレフの名前は出していなかったが、その後ロシアメディアに23歳の同選手について言及したものであると明かした。また、暴行を受けた際には壁に頭を打ち付け、はだしのままホテルから逃げざるを得なかったとも主張した。

 これに対してズベレフは、「元ガールフレンドであるオルガ・シャリポワからのこの根も葉もない訴えに、とても悲しい気持ちになっている」「彼女がこのような話をするなんてとても残念だ。なぜなら、これは全くのでたらめだからだ」と反論した。

「僕らは交際していたが、関係はとっくの昔に終わった。なぜ今になって、オルガがこのような発言をしたのか分からない」「もう一度お互いが理性と敬意を持った関係を築ける方法を見いだせることを心から望んでいる」

 ズベレフはこの日、同じく元恋人であるブレンダ・パテア(Brenda Patea)さんとの間に子どもができたことを明らかにし、「この数日間は、自分にとって大きな試練だった」と語った。(c)AFP