【10月15日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は14日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ2では、退場者を出したイングランドがホームでデンマークに0-1で敗れ、2大会連続の準決勝進出に向けて大きな痛手となった。

 本拠地ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)にデンマークを迎えたイングランドは、DFハリー・マグワイア(Harry Maguire)がイエローカードを2枚もらって前半のうちに退場すると、35分にはこの日が代表通算100試合目の出場となったMFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)にPKを決められた。

 さらに、試合終了後の抗議によってDFリース・ジェームズ(Reece James)にもレッドカードが提示されたイングランドは、ホームで約2年ぶりの黒星を喫した。

 イングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は、8月にギリシャ・キクラデス諸島(Cyclades)のミコノス(Mykonos)島で暴行事件に関与して以来、所属先のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で苦しんでいるマグワイアを擁護し、「彼は一流の選手であり、チームの中で非常に大きな存在だ」とコメントした。

「彼は多くの批判にさらされているが、それに十分対処できる大きな器だ」

 同組の他の試合では、ベルギーがFWロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の2得点でアイスランドに2-1で勝利した。

 イングランドは2018-19シーズンの初回大会で準決勝に進出したが、首位ベルギーに2ポイント差をつけられてデンマークと並んでいるため、今大会で再び4強入りできるかどうかはまったく分からない状況となっている。

 イングランドは来月15日、アウェーでベルギーとの一戦を控えている。(c)AFP