【10月12日 AFP】UEFAネーションズリーグ（UEFA Nations League 2020-21）は11日、各地でリーグAの試合が行われ、グループ3ではポルトガルがフランスと、グループ1ではイタリアがポーランドとそれぞれ0-0で引き分けて首位の座をキープし、グループ2ではイングランドがベルギーを2-1で下してトップに立った。

　スタッド・ド・フランス（Stade de France）で行われた試合は、クリスティアーノ・ロナウド（Cristiano Ronaldo）やキリアン・エムバペ（Kylian Mbappe）、アントワーヌ・グリーズマン（Antoine Griezmann）といったスター選手が先発に名を連ねたものの見応えを欠いた。

　フランスが現欧州王者を迎え撃った一戦は1000人のファンが観戦したが、お互いの強固なディフェンスが攻撃を封じ、枠内シュートはそれぞれ3本ずつに終わった。グループ3はポルトガルとフランスが勝ち点7で並び、スウェーデンを2-1で下し初勝利を挙げたクロアチアが3ポイントを獲得している。

　無敗記録を18試合に伸ばしたイタリアは、ボスニア・ヘルツェゴビナと0-0で引き分けたオランダと1ポイント差のグループ1首位を維持した。

　敵地でイタリアは試合を支配したが、11分にユベントス（Juventus）に新たに加入したフェデリコ・キエーザ（Federico Chiesa）がゴール前の決定機を外して無得点に終わった。ロベルト・マンチーニ（Roberto Mancini）監督率いるイタリアは、14日にホームのベルガモ（Bergamo）にオランダを迎える。

　イングランドはベルギーに逆転勝利でグループ2首位に浮上した。世界ランキング1位のベルギーは序盤にロメルー・ルカク（Romelu Lukaku）のPKで先制したが、イングランドはマーカス・ラシュフォード（Marcus Rashford）のPKで追いつくと、65分にメイソン・マウント（Mason Mount）のシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれた。(c)AFP/Terry DALEY