【10月10日 AFP】20MLBは9日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)はマイク・ブロソー(Mike Brosseau)の勝ち越しソロ本塁打でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に2-1で勝利し、シリーズ戦績3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)に進出した。

 試合はヤンキースが4回にアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)のソロ本塁打で先制したが、5回にはレイズもオースティン・メドーズ(Austin Meadows)にソロ本塁打が飛び出し、1-1の同点に追いついた。

 そして迎えた8回、ブロソーがヤンキースの守護神アロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)が投げた100マイル(約161キロ)の直球をスタンドに運び、これが決勝点となった。

 先月の試合で、チャップマンから頭に向けて直球を投げられていたブロソーは、「リベンジではない」とコメント。「あれはお互い水に流している。ここへはやるべきことをやり、前に進むためにやって来た」と話した。

 レイズがリーグ優勝決定シリーズに進出するのは、1998年の球団創設以来2度目で、2008年にはワールドシリーズまで勝ち上がったが、その時はフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)に敗れた。11日から始まる今回のリーグ優勝決定シリーズではヒューストン・アストロズ(Houston Astros)と対戦する。

 一方のナ・リーグでは、12日からロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が頂上決戦に臨む。両リーグの勝者は、20日からテキサス州アーリントン(Arlington)で始まるワールドシリーズで顔を合わせる。(c)AFP