【9月23日 AFP】米大リーグ(MLB)のロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーが22日、テキサス州で行われるワールドシリーズとナ・リーグ優勝決定シリーズでファンの入場を認める方向だと明かした。

 今季のMLBは今も続く新型コロナウイルスの脅威により、レギュラーシーズンを60試合に短縮し、無観客で開催している。しかしコミッショナーは米紙USAトゥデー(USA Today)のインタビューで、10月12日にテキサス州アーリントン(Arlington)で始まるナ・リーグ優勝決定シリーズから、ファンの入場を解禁することに意欲をみせている。

 マンフレッド氏は、「テキサスでファンを入れる計画を進めている」「ファンの存在は、われわれのスポーツで最も重要なものの一つ。リスクゼロの安全な環境で、スタジアムにファンを戻す道のりを歩み出すことは極めて重要だ」と話している。

 今季のプレーオフはすべて中立地開催で、ナ・リーグがテキサス州、ア・リーグがカリフォルニア州で行われる。その後、両リーグの優勝チームがアーリントンのグローブライフフィールド(Globe Life Field)で10月20日に始まるワールドシリーズに勝ち進む。

 テキサス州は新型ウイルス感染のホットスポットになっているが、当局はファンのスポーツ観戦に関する指針を緩和し、人数を制限した上でのスタジアム入場を認めている。一方でカリフォルニア州は引き続き入場を禁止しているため、同州ロサンゼルスとサンディエゴ(San Diego)で行われるア・リーグのプレーオフをファンが現地で観戦することはできない。(c)AFP