【10月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の代表を務めるトト・ヴォルフ(Toto Wolff)氏は9日、チームから24時間の間に2人目の新型コロナウイルス陽性者が出たことを受け、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は感染を避けるため「世捨て人のように」生活する必要があると話した。

 ヴォルフ氏は予定されていた第11戦アイフェルGP(Eifel Grand Prix 2020)のフリー走行が雨と霧のため中止になった後、両ドライバーは部屋に閉じ込められていると明かした。

「チーム全体、グループ全体の中で最も厳しく制限がかけられた」とハミルトンとボッタスの様子を明かしたヴォルフ氏は、「彼らはまるで世捨て人のように生活する必要があり、実際にそうしている。だから彼らにとっては間違いなく良い状況ではない」と続けた。

「彼らは部屋にとどまっている。ディナーにはいかないし、人にも会っていない。報告ミーティングは(ビデオ会議アプリの)ズーム(Zoom)やマイクロソフト・チームズ(Microsoft Teams)でしている」

「彼らは自室におり、われわれは可能な限り個人的な接触を避けている。文字通り車に乗り、運転をし、距離を取っているといったところだ」

 8日の検査で1人目の陽性者が出た後、再検査の結果6人が隔離されたことを受け、メルセデスはドイツから代替スタッフ6人を派遣した。ヴォルフ氏は、「どのガレージ内の重要なメンバーの離脱もレースに影響するが、私は制御下にあると考えている」と話している。(c)AFP