【10月8日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は7日、11月3日の米大統領選の投票締め切り後、政治や社会問題関連の広告の掲載を一時停止する方針を発表した。混乱や悪用を避けるのが狙い。

 フェイスブックによると、早まった勝利宣言を行う投稿や投票結果に異議を唱える投稿には、報道機関や選挙当局の信頼性のある情報が表示されるという。

 米大統領選を前にフェイスブックやインスタグラム(Instagram)では、選挙や政治関連の広告や投稿の規制が強化されている。

 フェイスブックのグローバルポリシー管理担当者のモニカ・ビッカート(Monika Bickert)副社長によると、今回発表した規制強化では、武器や軍に言及しながら選挙日に投票所を監視するよう人々に促す投稿も禁止されるという。

 ビッカート氏は「投票所へ行くとの意思や主張を、軍隊用語を用いて表明する投稿」や、有権者への「統制力行使と権力誇示」を目的に「投票所で(有権者を)監視するよう人々に求める呼び掛け」も削除する方針だと述べた。

 フェイスブックはすでに、武装して投票所へ行くことや投票しないことを直接呼び掛ける投稿を禁じている。(c)AFP/ Glenn CHAPMAN