【10月1日 AFP】20-21スペイン1部リーグは30日、第4節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は途中出場のビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が決勝点を奪い、レアル・バジャドリード(Real Valladolid)に1-0で勝利した。しかし、得点は幸運な1ゴールのみで、負傷で欠場したエデン・アザール(Eden Hazard)の創造性がないことを嘆く試合となった。

 ビニシウスがペナルティーエリア内で相手ディフェンスの混乱に乗じたのに対し、同選手と交代したルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)は献身的なプレーを見せたものの、最終的にはまたしても不発に終わった。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「改善する必要があるのは分かっているし、これから取り組んでいく」とコメントした。

 今回の得点不足は、この一戦で今季初出場を飾る予定だったものの、右脚の筋肉系の故障により試合前にメンバーから外れたアザールの不在を際立たせた。

 今季最初の2試合を欠場したアザールについてジダン監督は、完全にコンディションを整え、昨シーズン悩まされた煩わしい足首のけがの痛みが完全になくなるようにしなければならないと主張していた。

 しかし、別の新たなけがにより、アザールは少なくとも2週間は離脱するとみられており、レアルは昨シーズンの大半でそうだったように、またしても1億ユーロ(約123億8000万円)で獲得した同選手不在での対応を強いられることになった。

 ジダン監督はアザールのけがについて「ささいな問題」と続けた。「何日、あるいは何週になるかは分からないが、大きなものではない」

 FCバルセロナ(FC Barcelona)が1日にアウェーでのセルタ(Celta de Vigo)戦を控えている中、前年王者レアルは最初の3試合で7ポイントを挙げる盤石なスタートを切っている。

 またアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は同日、アウェーでSDウエスカ(SD Huesca)とスコアレスドローに終わった。27日に行われたグラナダ(Granada CF)戦では6-1の大勝を収めていたが、この日は大きく見どころを欠いた。

 レアルに敗れたバジャドリードは4試合を終え未勝利で、ホームでもレアル・ソシエダ(Real Sociedad)とセルタとそれぞれ引き分けている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT