【9月30日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は29日、新加入のルイス・スアレス(Luis Suarez)とジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)を同時に起用しないのではという意見を退けた。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)で6シーズンを過ごしたスアレスについて、31歳のコスタは加入を歓迎はするものの、定位置の座を争うことになると述べていた。

 30日に予定されているSDウエスカ(SD Huesca)とのリーグ戦を前に記者会見に臨んだシメオネ監督は、「もちろん彼らは共存可能。共にプレーできるのは確実だ」とコメントした。「彼らの両方が情熱を示すことが重要」

 アトレティコが6-1で勝利した27日のグラナダ(Granada CF)戦で33歳のスアレスは、若手FWのジョアン・フェリックス(Joao Felix)とコスタと入れ替わる形で71分から途中出場しデビューを飾ると、いきなり2ゴールを奪った。すると、指揮官はコスタとスアレスの両ベテランを同時には起用しないのではないかという臆測を呼んだ。

 シメオネ監督は「個性あるジエゴとリーダーシップを備えたスアレスは、チームにとって非常に重要な選手」と続けた。「彼らは異なるプレーヤー。ジエゴは横向きの動きがより多く、守備陣の周囲を動き回ってギャップをつくる」

「スアレスは斜め方向の短い動きでエリアに入り、ゴールの近くで動き回る」「地位やキャリアがあるのに、彼はまったくもって謙虚だ」 (c)AFP