【9月21日 AFP】19-20スペイン1部リーグは20日、第2節の試合が行われ、王者レアル・マドリード(Real Madrid)は、アウェーでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)と0-0で引き分けた。レアルのマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)は、古巣との一戦で初めてレアルの選手として先発出場を果たしている。

 レアルは、フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のさなかにクラブは用心深くならなければいけないと語る中、今夏新たに選手を獲得せずに新シーズンを迎えた。

 レンタルで2シーズンをソシエダで過ごし、昨季輝きを放った攻撃的MFのウーデゴールは、その中で新戦力に近い存在となっている。

 レアルの選手として2015年5月に1試合だけリーグ戦に出場していたウーデゴールだったが、この日は69分にカゼミーロ(Casemiro)との交代でピッチを退いた。

 ウーデゴールはスペインのテレビ局「モビスター・プルス(Movistar Plus)」に対し「勝てなかったことに満足はしていないけれど、レアル・マドリードでプレーできてうれしい」「スタートを切るのはいつだって難しいことだけれど、素晴らしい選手が周りにいることでやりやすかった」と語っている。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、初戦でおなじみの先発メンバーを起用して、今季はフレッシュさを欠くのではないかとの提言を一笑に付している。

 試合後に指揮官は「勝ち点2を落としたが、特に後半はチャンスをつくるのに苦労した。前半には2、3回はあった」「特に守備的には良い試合をした。相手には何も許さなかったが、攻撃面では少し物足りず、何より得点を挙げられなかった」と語っている。

 ソシエダでは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)から加入したダビド・シルバ(David Silva)が残り25分でアレクサンデル・イサク(Alexander Isak)との交代で途中出場し、リーガ復帰を果たしている。(c)AFP