【9月29日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは28日、第3節の試合が行われ、王者リバプール(Liverpool FC)は先制されながらもアーセナル(Arsenal)に3-1で逆転勝利し、開幕3連勝を飾った。

 リバプールと同じく2連勝スタートを切っていたアーセナルは、カウンターからアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)がゴールを決め、敵地で先制点を奪った。

 しかし、マンチェスター・シティ(Manchester City)やチェルシー(Chelsea)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、そしてアーセナルまでもが第3節までに黒星を喫したのに対し、リバプールはサディオ・マネ(Sadio Mane)やアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)がゴールを挙げ、ここまでで最大となる9ポイントを獲得。今季のリーグ戦でも自分たちが倒すべき存在であり続けることを早くも証明した。

 キーラン・ティアニー(Kieran Tierney)に肘を当てたマネに対し、3分に出されたのがイエローカードではなかったら試合結果は違ったものになっていたかもしれない。

 ここ数か月でリバプールから2勝を挙げたゲームプランをそのまま採用したアーセナルは、深く引いて守り、ポゼッションの際には相手のプレスをかいくぐってプレーしようとした。

 しかし、リバプールがすでにリーグ優勝を決めていた昨季の終盤、あるいはFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2020)が行われた8月とは異なり、アーセナル選手をポジションから剥がすイングランド王者の力ははるかに鋭くなっていた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は試合後、リーグ連覇を目指す今季の序盤にチームが示した基準に衝撃を受けていると明かした。

 クロップ監督は「シーズンは開幕したばかりだが、これだけのパフォーマンスを見せられるなんて本当に『ワオ』という感じ」とコメントした。

「キックオフの瞬間から、好調なチームを相手に優勢だった。鋭いカウンターアタックに気を配る必要があった」「チームが見せたサッカーは、本当に並外れたものだった。今夜の試合に関しては言うべき悪いことが見当たらない」 (c)AFP