【9月21日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは20日、第2節の試合が行われ、サディオ・マネ(Sadio Mane)が2得点を挙げたリバプール(Liverpool FC)は退場者を出したチェルシー(Chelsea)に2-0で勝利。また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が4得点を記録するなどサウサンプトン(Southampton FC)を5-2で下した。

 スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われた今季初の優勝候補同士の対戦でマネは、リバプールの流れを決定づけるプレーに関与した。

 前半アディショナルタイムにリバプールは、ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)がディフェンスラインの裏に走り込んだマネにロングボールを送ると、相手DFアンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen)はセネガル代表FWをラグビーのようなタックルで倒した。

 このプレーにポール・ティアニー(Paul Tierney)主審は警告を出したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)はピッチサイドのモニターを確認するよう指示。すると主審は判定を退場に切り替えた。

 50分にマネは、リース・ジェームズ(Reece James)の甘いマークを外してロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のクロスに頭で合わせ今季初得点をマーク。直後には相手GKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)が後方からつなごうとしたボールをカットして無人のゴールにボールを流し込んだ。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)からリバプールに加入したティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)は、後半頭からピッチに立ち新天地デビューを果たしたが、74分にペナルティーエリア内でティモ・ヴェルナー(Timo Werner)を倒してPKを献上。しかし守護神のアリソン(Alisson Ramses Becker)は、ジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho‘Jorginho‘)のシュートをセーブして新戦力のミスを帳消しにした。

 敵地セント・メリーズ(St Mary's Stadium)でトッテナムは、孫とハリー・ケイン(Harry Kane)のコンビが相手を粉砕。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は両選手を称賛した。

 24時間前にギャレス・ベイル(Gareth Bale)と契約したトッテナムは、孫が名手のごときパフォーマンスを披露し、チームがすでに十分な攻撃力を有していることを証明した。

 ダニー・イングス(Danny Ings)に先制点を許したトッテナムだったが、孫はハーフタイム直前に同点ゴールを挙げると、後半立て続けに3得点をマーク。孫のゴールはいずれもケインのアシストから生まれた。前半に2度ゴールネットを揺らしたもののオフサイドと判定されたケインは、最後にゴールラッシュを締めくくる得点を決めた。

 また、レスター・シティ(Leicester City)はバーンリーFC(Burnley FC)に4-2で逆転勝利し、同じく開幕2連勝組のアーセナル(Arsenal)、エバートン(Everton)、クリスタルパレス(Crystal Palace)、そしてリバプールを得失点差で上回り首位に立った。(c)AFP/Steven GRIFFITHS