【9月26日 AFP】西アフリカ・マリで25日、バ・ヌダウ(Bah Ndaw)元国防相(70)が、クーデター後の移行政権の暫定大統領に就任した。同氏は、国際的な取り決めに従って18か月以内に政権移行し、イスラム過激派との戦いも進めると述べた。

 暫定軍事政権は先月18日のクーデターで、選挙で選出されたイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領を辞任に追い込んだ。暫定軍事政権が指名した委員会が、元大佐のヌダウ氏を暫定大統領に指名していた。

 暫定軍事政権トップのアシミ・ゴイタ(Assimi Goita)大佐(37)も同日、暫定副大統領に就任した。

 ヌダウ氏は就任演説で、「合意された条件や期日に従って、安定的で平穏な実りある政権移行」の実現に向けて尽力すると述べた。近隣諸国は、文民首相が任命されない限り、クーデター後に科した制裁の解除はしないという姿勢を崩していない。(c)AFP/ Kassim Traore and Serge Daniel