【9月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は21日、7年ぶりに復帰したギャレス・ベイル(Gareth Bale)が持っている「心のクラブ」でプレーしたいという熱意は、膝のけがの回復を早めるかもしれないと述べた。

 前週、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からローン移籍で再加入したベイルについて、トッテナムは当初、10月の代表ウイーク後まで試合に出場できないだろうと示唆していた。

 これにより、2007年8月に行われたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのアウェーゲームでトッテナムの選手として初出場を果たしたベイルの2度目となるデビューは、10月17日に予定されているウェストハム(West Ham)とのホームゲームになる見通しとなっていた。

 モウリーニョ監督は、ベイルがいつ出場するかという時期については明かさなかったものの、約7年ぶりにトッテナムのユニホームを着てプレーしたいという同選手の熱意が、回復を早めることになるとほのめかした。

 20日のサウサンプトン(Southampton FC)戦に5-2で勝利したトッテナムのモウリーニョ監督は、「ギャレスがいつ復帰できるかは分からない」とコメントした上で、以下のように続けた。

「私に分かるのは、彼のモチベーションが高いということだけ」「心のクラブにいられること、そしてこのチームのためにプレーできることを彼はとてもうれしく思っている。選手がそうしたモチベーションを持っている場合、回復の時間が早まることが多く、体調を整えたりプレーできるようになったりするまでの期間を短縮することができる」

「われわれはベイルを手助けしたい。だから、彼がチームと一緒に練習できるようになればそのことをうれしく思うし、彼が世界でも指折りの選手となったレベルにまで戻すための協力を喜んでする」

 トッテナムでの2度目のデビューがいつになるにせよ、ベイルとファンは、ユナイテッドに0-1で敗れた13年前の初出場時よりも良い結果になることを願うだろう。

 トッテナムでデビューを果たしてから、ベイルがプレミアリーグで初勝利を経験するまでには25試合かかっており、約2年1か月、計1606分にわたって白星から見放されていた。(c)AFP