【9月17日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を率いるアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督が、新シーズンの開幕を数日後に控え欧州サッカー連盟(UEFA)のプロライセンスを取得したと、同国サッカー連盟(FIGC)が16日に発表した。

 現役時代にユベントスの他、インテル(Inter Milan)やACミラン(AC Milan)でもプレーしたピルロ監督はU-23チームの指揮官に就任したばかりだったにもかかわらず、それからわずか1週間の先月にトップチームを率いることになった。

 41歳のピルロ監督が受講したグループには、昨季ジェノア(Genoa CFC)を短期間率いたティアゴ・モッタ(Thiago Motta)氏らもいた。

 また、2006年のW杯(World Cup)ドイツ大会の優勝メンバーである元イタリア代表のルカ・トーニ(Luca Toni)氏、今季セリエAに昇格したスペツィア(Spezia)のビンチェンツォ・イタリアーノ(Vincenzo Italiano)監督、元シエラレオネ代表のモハメド・カロン(Mohammed Kallon)氏も同ライセンスを取得している。

「私が好むサッカー」と題された30ページにおよぶ修了論文の口頭試験で、ピルロ監督は110点満点中107点だったという。

 攻撃面、守備面、トランジションという3部に分かれたこの論文は、FIGCの公式サイトで公開されており、その導入部分では「自分にとって理想的なサッカーを形成する上で影響を受けたチーム」として、ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏とジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いたFCバルセロナ(FC Barcelona)、ルイス・ファン・ハール(Louis Van Gaal)氏のアヤックス(Ajax)、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督のACミラン(AC Milan)、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督のユベントスが挙げられている。

 ユベントスは20日に行われる開幕戦で、ホームにサンプドリア(Sampdoria)を迎える。(c)AFP