【8月26日 AFP】イタリア・セリエA王者ユベントス(Juventus)の新指揮官に就任したアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督が25日、就任後初の会見に臨み、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が残留する一方、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が構想外となったことを明かしつつ、チームのサッカーに喜びを取り戻したいと話した。

 イタリア代表やユベントスで活躍したピルロ監督は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に敗れた後、解任されたマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)前監督の後任として今月就任した。

 指導者経験のない41歳の新指揮官は、それでも「自分が正しい場所に正しいタイミングでいると思っている」と話し、「ユベントスにこのところ欠けていた熱を取り戻したい」と続けた。

 監督によれば、26歳のディバラは来季もクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とともにチームの攻撃の中核を担うが、32歳のイグアインについては、ユベントスでの時間は終わったという。

「イグアインは偉大なチャンピオンで、偉大な選手だがサイクルは終わった」「お互いに目を見て話し、今回の決断を下した」「大いに称賛すべき選手だが、別々の道を行くことを決めた」

「ディバラは売りに出していない。私にとっては重要な選手だし、戻ったらすぐにプロジェクトの一員となるだろう」「ロナウドとも少ししゃべった。戦術と役割についてはまた時間をつくって話すつもりだ」

 ピルロ新体制では、クロアチアのハイデュク・スプリト(Hajduk Split)を率いていたイゴール・トゥドール(Igor Tudor)氏が助監督を務める。ピルロ監督は「私には経験豊富な右腕が必要だった。元選手で、元DFで、何より一定のタイプのパーソナリティーを備えた人間がね。しかも彼はユーベのOBでもあるから、完璧な選択だ」とコメントした。(c)AFP