【9月13日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは12日、第1節の試合が行われ、昨季王者のリバプール(Liverpool FC)はモハメド・サラー(Mohamed Salah)のハットトリックなどで昇格組のリーズ・ユナイテッド(Leeds United)を4-3で下した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、新シーズンの開幕に「ふさわしい光景」を見せた両クラブを称賛した。

 マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督の下、17年ぶりのプレミア復帰が大いに期待されたリーズと現リーグ王者の一戦は、開始から33分間で5点が生まれるという期待にたがわぬものとなった。

 サラーのPKで早々に先制するも、ジャック・ハリソン(Jack Harrison)のゴールで追いつかれたリバプールは、ビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)がヘディングシュートで勝ち越しゴールを挙げたものの、その後パトリック・バンフォード(Patrick Bamford)の2度目の同点ゴールにつながるミスを犯した。

 33分にサラーの見事なシュートで再びリードを奪いハーフタイムを迎えたリバプールは、マテウシュ・クリヒ(Mateusz Klich)に三度同点とされたものの、88分にサラーがPKでハットトリックを達成し、リーズに引導を渡した。

 クロップ監督は「なんという試合、なんという対戦相手、両チームのなんとういうパフォーマンスだったか。ふさわしい光景だ。ほれぼれする」と振り返った。

「1試合であれだけ多くのゴールを目にすることはめったにない。守備での改善の余地は大いに残したが、初戦であればよくあることだ」

「いくつかの守備の状況で苦しみ、あちらに点を許したが、ボールを持っていた時の動きにはかなり満足している。4点を取って、もっと取ることもできた。攻撃面は良かったが、守備面はもっと向上できる」

 リバプールは30年ぶりのリーグタイトルを悠々と獲得した昨季、勝ち点を取りこぼしたのはわずか一度だったが、大胆不敵なリーズの攻撃への試みといくつもの守備でのミスで、初戦から足をすくわれかけた。

 意気消沈のビエルサ監督は「3ゴールを挙げることができたのはポジティブだが、攻撃の際にもっと危険な状況をつくり出さなければならなかった」「かなり効率的だったが十分なゴールチャンスをつくれなかった。そして、4失点を喫したことを無視することはできないし、その多くは避けられる状況だった」と振り返った。(c)AFP