【9月6日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は5日、昨季、守護神ケイロール・ナバス(Keylor Navas)に次ぐセカンドGKを務めたセルヒオ・リコ(Sergio Rico)を完全移籍で獲得したと発表した。

 スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)でヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)制覇を2度経験している27歳は、イングランドのフラム(Fulham)へのローンを経て、買い取りオプション付きのレンタルで昨年PSGに加入した。

 PSGでは公式戦10試合の出場にとどまったが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)準々決勝のアタランタ(Atalanta)戦で途中出場し2-1の逆転勝利に貢献したリコは、ナバスのけがにより先発したRBライプツィヒ(RB Leipzig)との準決勝では3-0とクリーンシートを達成した。

 そしてバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との決勝でPSGが0-1で敗れた翌日、リコは自身のSNSで退団を発表したが、一転してPSGはこの日に「セビージャと完全移籍で合意し、セルヒオ・リコとの契約を延長したことを喜んでいる」と発表した。

 契約は2024年6月30日までとなっており、これによりレアル・マドリード(Real Madrid)へのローンから復帰したフランス人GKアルフォンス・アレオラ(Alphonse Areola)の今後についての疑問が持ち上がっている。(c)AFP