バルサ元監督「クラブは常に選手より上」 メッシの退団騒動に言及
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【9月6日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の元指揮官で、現在同国代表を率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は5日、バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)の退団を認めるべきだったとの見解を述べた。
6日に行われるUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)のウクライナ戦の前日会見でエンリケ監督は、メッシの退団騒動は「繊細な問題」と話した。
「クラブはどんな選手よりも上の存在だと考えている。バルセロナは1899年に創設された世界最高のクラブの一つで、タイトルを獲得し続けている」
「もちろん彼らは素晴らしい関係を築いてきた。レオ(メッシ)はバルサを飛躍的に成長させたが、自分としては両者の間で合意があればもっと好ましかった」
エンリケ監督は2014年から2017年までバルセロナでメッシを指導し、2015年にはリーグ、国王杯(Copa del Rey)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の3冠を達成している。
「遅かれ早かれメッシはバルサでのプレーをやめる。クラブはメッシ抜きでタイトルを取り続け、もし出ていっても今後もメッシは素晴らしい選手であり続けるだろう」
ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長から退団を認められなかったメッシは、渋々クラブ残留を受け入れており、契約が切れる2021年以降の動向が注目されている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT with Pau BARRENA in Barcelona