【9月3日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)の父親で代理人のホルヘ(Jorge Horacio Messi)氏は2日、息子のクラブ残留は「難しい」との見解を示した。

 メッシの今夏に退団する意向についてバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長と話し合うため、ホルヘ氏はアルゼンチン・ロサリオ(Rosario)をたって2日朝にエルプラット空港(El Prat Airport)にあるプライベート・ターミナルに降り立ち現地入りした。

 報道陣からメッシの残留の可能性について問われたホルヘ氏は、「難しい」と返答。さらに息子のバルセロナでの未来についてどう考えているかと質問されると、「厳しい、厳しい」と答えた。

 また、うわさされるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)加入については、「まだ何も」と答え、すでにシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と話したとされる中で「私はペップ(グアルディオラ監督の愛称)と話していない。誰とも話していない」とした。

 円満に解決しなかった場合、法廷での泥沼の闘いに陥る可能性もあり、ホルヘ氏はメッシとバルセロナの間のこう着状態を打破したいと考えている。

 しかし同日夜に複数のメディアは、話し合いは何の合意もなく終わったと報じている。

 地元スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は電子版で、「バルトメウとホルヘ・メッシの初会合は合意なく終わった」と伝えた。また、同国スポーツ紙マルカ(Marca)は、「バルサは『レオ』の退団については話し合わない」と報道した。

 なお、そのほかのスポーツメディアは、話し合いは継続され、今後さらなる会合の場が持たれると報じている。(c)AFP