【9月3日 AFP】(更新)フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で、ブラジル出身のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior、28)を含む3選手が、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した。情報筋が2日、AFPに明らかにした。

 PSGはこれに先立ち、所属する選手3人が新型コロナウイルス検査で陽性の結果が出たと発表したが、選手名は公表していなかった。

 仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)は今週初め、アルゼンチン出身のアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)とレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)が陽性となったと報道。匿名でAFPの取材に応じた情報筋は、両選手と共に陽性となった3人目の選手はネイマールかとの問いに「そうだ」と答えた。

 ネイマールはその後、インスタグラム(Instagram)に息子と一緒に笑っている写真を投稿し、「メッセージをありがとう。僕らは元気!」というキャプションを添えた。

 一連の陽性反応は、PSGが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に敗れた後、複数の選手がオフ期間中の旅行として地中海に浮かぶスペイン・イビサ(Ibiza)島を訪れたことに関連しているとみられる。

 PSGが来週からリーグ1の新シーズンのスタートを切る上で、今回の報道は調整の障壁となっており、アウェーで行われるランス(RC Lens)との今季初戦は延期になる可能性も出ている。

 ネイマールら3選手も、友人や家族と一緒にイビサ島に渡った選手の中に含まれていた。ブラジルのメディアによれば、ネイマールと共にイビサ島を訪れていた9歳の息子と55歳の父親も、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したという。(c)AFP