【9月3日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)に6-7(5-7)、6-3、6-4、6-2で逆転勝利し、3回戦に駒を進めた。

 第1セットを落としたジョコビッチだったが、そこから立て直して悠々と勝利を収め、今季無傷の25連勝に伸ばした。試合後には「早い段階でこういったタフな試合をこなすことができ、非常に満足している。残りの大会へ向けて良い方向に働くと思う」と語った。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が欠場する今大会、ジョコビッチは四大大会(グランドスラム)におけるシングルスの優勝回数でライバルとの差を縮めることを目指している。

 2月に8度目となる全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)優勝を果たし、グランドスラム通算17勝目を挙げた33歳のジョコビッチは、男子シングルス最多となる同20勝のフェデラーと、昨年の全米オープンを制した同19勝のナダルを追っている。

 他の試合では、第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が7-6(7-2)、6-3、6-4でマキシム・クレシー(Maxime Cressy、米国)を下した。初めてアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)でプレーしたチチパスは、「ファンがいたらなお良かったが、どんな感じか初めて体験できてうれしい」と語った。

 第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ワイルドカード(主催者推薦)のブランドン・ナカシマ(Brandon Nakashima、米国)に7-5、6-7(8-10)、6-3、6-1で勝利。世界ランキング7位のズベレフはサービスエースを24本奪った一方で10本のダブルフォールトを犯し、同223位の相手になめらかな白星とはいかなかったが、3回戦進出を決めた。

 また、第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)もロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)を7-6(8-6)、4-6、6-1、6-4で下し、上位シード勢の勝ち上がりが続いている。(c)AFP/Peter HUTCHISON