【8月30日 AFP】サッカーFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2020)は29日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われ、アーセナル(Arsenal)は1-1で迎えたPK戦を5-4で制してリバプール(Liverpool FC)に勝利。アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は試合後、キャプテンのピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)との新契約が締結間近だと明かした。

 FAカップ(FA Cup 2019-20)を制したアーセナルは、前半にオーバメヤンが息をのむようなシュートを沈めて先制したが、プレミアリーグ王者のリバプールは南野拓実(Takumi Minamino)がチーム加入後初得点を記録して追いついた。

 迎えたPK戦でリバプールは、3人目のリアン・ブリュースター(Rhian Brewster)のシュートがバーをたたき両チーム唯一の失敗となると、アーセナルは最後にオーバメヤンが落ち着いてボールを蹴り込んで勝利を手にした。

 契約最終年に突入したオーバメヤンは、クラブとの長期契約にまだサインをしていないが、この日もその影響力をまざまざと見せつけた。

 ガボン代表のストライカーは、契約延長交渉が長引きチームをやきもきさせているが、試合後のインタビューで提示された契約にサインするか問われると、「そのうちに分かる。きょうはトロフィーを獲得した。それだけだ」とけむに巻いた。

 アルテタ監督は31歳の主将の残留に自信を見せており、新シーズンが開幕する9月12日の前には満足のいく形で解決すると強調した。「目前に迫っている。FAカップ決勝もきょうも最高だった。ビッグゲーム、重大な局面、偉大な選手たち。彼はそういった重圧にうまく対応している」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS