【8月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は83万8271人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも2479万5760人の感染が確認され、少なくとも1597万6700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 28日には世界全体で新たに5751人の死亡と28万7081人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1177人。次いでインド(1021人)、ブラジル(855人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに18万1779人が死亡、591万8381人が感染し、少なくとも211万8367人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は11万9504人、感染者数は380万4803人。以降はメキシコ(死者6万3164人、感染者58万5738人)、インド(死者6万2550人、感染者346万3972人)、英国(死者4万1486人、感染者33万1644人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの86人。次いでベルギー(85人)、スペイン(62人)、英国(61人)、イタリア(59人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万5022人、回復者数は8万126人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が27万1686人(感染713万7854人)、欧州が21万4884人(感染389万8042人)、米国・カナダが19万924人(感染604万5739人)、アジアが9万5137人(感染497万9953人)、中東が3万5902人(感染147万4828人)、アフリカが2万9097人(感染123万662人)、オセアニアが641人(感染2万8690人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP