【8月29日 AFP】フランス・リーグ1のRCストラスブール(RC Strasbourg)を率いるティエリ・ロレイ(Thierry Laurey)監督は、ニース(OGC Nice)をホームに迎える29日の一戦で、前節に引き続き川島永嗣(Eiji Kawashima)にゴールマウスを守らせるとみられている。

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 現在37歳の川島は、ストラスブールの3番手GKとしてシーズン開幕前は先発すると思われていなかった。しかし、日本代表として3度のW杯(World Cup)を経験しているベテラン守護神は、チームのGKが相次いでけがや病気に見舞われた影響で序列が繰り上がり、前週行われたロリアン(FC Lorient)との今季開幕戦で2019年5月以来となる出場を果たした。

 ストラスブールのGKは、2018年にイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)から加入して以来、不動の守護神だったマッツ・セルス(Matz Sels)が、7月にアキレス腱(けん)を断裂した。

 また、チームが優勝した2019年のリーグ杯(French League Cup 2018-19)で活躍したビングル・カマラ(Bingourou Kamara)も、8月はじめに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が判明。これで、海外経験が豊富な川島に主役の出番が回ってきた。

 日本代表として91試合に出場し、母国で称賛される川島は、1週間前のロリアン戦でチームは1-3で敗れたものの、再びリーグ1の舞台に復帰できて「喜んでいる」とコメントした。