【8月26日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)は25日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は7-5、6-7(5-7)、1-6の逆転で第13シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に敗れた。

 2時間15分を超える戦いでガス欠を起こしたセレーナは、最後はサッカリのバックハンドのダウンザラインを全く追おうともせず、ぐったりした様子でボールを見送った。この日のセレーナは、ファーストサーブでのポイント獲得率が66パーセントにとどまり、ダブルフォールトも7回を数えた。

 第2セットのタイブレークを落とすと肩越しにラケットを無人のスタンドへ放り投げ、またスロープレーによるタイムバイオレーションを取られた後には、チェアアンパイアに向かって「タオルを取りに行かなきゃいけなかったの。自分のタオルを取りに行ったの。こんなのフェアじゃない」「警告しなかったじゃない。私は本当はプレーの早い選手なんだから。次は先に警告して。もういい」とまくしたてる場面もあった。

 一方、勝利したサッカリはベスト8に入り、準々決勝では第8シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)と対戦する。コンタは6-4、6-2でベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)に快勝した。(c)AFP