【8月24日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が23日、首の痛みを理由にウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)の男子ダブルスを棄権した。

 ジョコビッチは同胞のフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajiovic)と組んでダブルスにエントリーしていたが、米国のトミー・ポール(Tommy Paul)/フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)組とのこの日の試合前に棄権した。

 ジョコビッチは第1シードになっているシングルスには依然として出場する予定で、自身初戦となる24日の2回戦で予選勝者のリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)と対戦することになっている。

 同日に行われた男子シングルス2回戦では、1回戦を免除された上位8シードの先陣を切って登場した第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-1、6-3でケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に快勝し、16強入りを決めた。

 チチパスはアンダーソンのセカンドサーブでプレッシャーをかけ、4度のブレークに成功。わずか68分で勝利を収めた。ツアー6勝目を狙うチチパスは、3回戦で第16シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)とジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)の勝者と対戦する。

 ウェスタン&サザンオープンは31日に開幕する全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の前哨戦に当たり、例年は米オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)で行われているが、今年は新型コロナウイルスの感染防止策として、全米オープンと同じニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で開催されている。(c)AFP