【8月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は14日、一発勝負の準々決勝がポルトガル・リスボンで行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は8-2でFCバルセロナ(FC Barcelona)に大勝し、準決勝進出を決めた。

 バルセロナは無慈悲なバイエルンを相手に、にわかには信じがたいスコアで屈辱的な記録的大敗を喫した。

 バイエルンはトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)のゴールで先制後、ダビド・アラバ(David Alaba)のオウンゴールで同点とされたものの、31分までにイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)、さらにはミュラーが得点を記録した。

 後半に入りルイス・スアレス(Luis Suarez)が1点を返してスコアを2-4としたバルセロナだったが、そこから崩れ、バイエルンはヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)とロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がそれぞれ得点すると、さらにフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が2点を重ねた。

 このスコアは、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でドイツが7-1でブラジルを粉砕した試合をほうふつとさせるもので、その試合でもミュラーは得点している。ドイツはそのままW杯を制覇しており、バイエルンの大会制覇も確実なようにも見えるが、準決勝ではマンチェスター・シティ(Manchester City)とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)のどちらと対戦するかにかかわらず、厳しい試練に直面することになるだろう。

 バイエルンは公式戦での連勝を19に伸ばし、ここ28戦負けなしとなった。また今季のチャンピオンズリーグでは、9試合での得点数を39としている。(c)AFP/Andy SCOTT