【8月2日 AFP】20F1第4戦英国GP(British Grand Prix 2020)は1日、予選が行われ、コースレコードを2回更新したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が史上最多となる大会通算7回目のポールポジションを獲得した。

 激しい予選の中で驚異的な走りを見せたハミルトンは、チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)に0.3秒以上の差をつけて一番手でフィニッシュした。

 年間優勝6回の前年王者で、今季も年間首位に立つハミルトンは、Q1とQ2ではスピンするなどいまひとつの出来だったが、そこから持ち直してメルセデスで65回目、通算では最多記録を更新する91回目のポールポジションを獲得した。

 決勝では、こちらも最多を更新する7回目の大会優勝を目指す。メルセデス勢はこれで、英国GPでは8年連続のポール獲得となった。

 一方のボッタスは、3回目のフリー走行から継続して最速タイムを記録し、予選中にいったんはコースレコードとなる記録も出していたが、最後はハミルトンに上回られた。

 それでもメルセデス勢は他チームに対して明らかな差を見せ、ハミルトンは3番手に入ったレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)にまるまる1秒差をつけた。

 4番手にはフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が入り、マクラーレン(McLaren)を駆る20歳の新星ランド・ノリス(Lando Norris)が5番手に入った。

 以下、「ピンクメルセデス」ことレーシングポイント(Racing Point)のランス・ストロール(Lance Stroll)、マクラーレンのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)のルノー(Renault)勢、フェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)と続いた。(c)AFP