【7月31日 AFP】フランス・リーグ1のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)一筋で、キャプテンを務めていたDFロイク・ペラン(Loic Perrin)が30日、現役を引退すると発表した。

 サンテティエンヌが0-1で敗れた23日のフランス杯(French Cup 2019-20)決勝が現役ラストゲームとなった34歳のペランは、この一戦でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)にファウルをし、退場処分になっていた。

 ペランはインスタグラム(Instagram)に「違った形での終わりを望んでいたが、それでも17年にわたるプロ選手としてのキャリアに満足しているし、誇らしく思う。浮き沈みがある中でも、常に自分の全力を尽くした」とつづった。

 12歳でサンテティエンヌに加入したペランは、同クラブのトップチームで470試合に出場し、10年以上もキャプテンを務めた。
 
 ペランは「フランス杯決勝という舞台で、自分のチームと共に最後の試合をプレーしたと発表するのはとても感慨深い」と続けた。「ページはめくられるが、私とASSE(サンテティエンヌの愛称)の物語はまだ終わっていない」

 サンテティエンヌは今週、ペランが今後「責任を担う」とコメントしていた。

 サンテティエンヌは公式サイトで「模範的キャプテン」に敬意を表し、同選手は「品位ある人として、また才能あるサッカー選手としての足跡を残すであろう」と記した。(c)AFP