【7月28日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は27日、先日のフランス杯(French Cup 2019-20)決勝で足首を捻挫したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が「約3週間」の離脱になると発表した。これにより同選手は、8月12日に予定されているアタランタ(Atalanta)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)準々決勝を欠場する見通しとなった。

 PSGが1-0で勝利した24日のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦に出場したエムバペは、ロイク・ペラン(Loic Perrin)から悪質なタックルを受けて前半のうちに負傷。サンテティエンヌのキャプテンを務めるペランにはレッドカードが提示された。

 医療画像検査の結果、当初の診断通りエムバペは右足首を捻挫し、靱帯(じんたい)を損傷しているのが確認されたとPSGは明かした。

 PSGは想定される離脱期間を「約3週間」としており、これによってエムバペは31日に予定されているオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)決勝も欠場することになる。

 この診断結果は、PSGのチャンピオンズリーグ再開に向けてエムバペに大きな懸念を残すものとなったが、仮にチームが勝ち上がれば、21歳の同選手は準決勝には間に合う可能性がある。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、今シーズンのチャンピオンズリーグは準々決勝以降、ポルトガル・リスボンで一発勝負で行われる。

 エスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)を舞台に行われる「ファイナルエイト」の準々決勝でPSGはアタランタと対戦し、準決勝は同18日と19日に、決勝は同23日に予定されている。(c)AFP