【7月29日 AFP】世界バドミントン連盟(BWF)は29日、権威あるジャパン・オープン(DAIHATSU YONEX Japan Open 2020)や中国オープン(VICTOR China Open 2020)など、9月に行われる予定だったアジアの4大会を新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により中止すると発表した。

 中止になるのは、台北オープン(YONEX Taipei Open 2020、9月1日~6日)、韓国オープン(Korea Open 2020、9月8日~13日)、中国オープン(9月15日~20日)、ジャパン・オープン(9月22日~27日)の4大会となる。

 バドミントンはアジアで絶大な人気があり、中国オープンはワールドツアーに三つしかないスーパー1000大会、ジャパン・オープンはスーパー750の5大会の一つに位置づけられている。そのため新型ウイルスのパンデミックに伴う渡航制限のない普段の年には、どちらも男女のトップ選手が軒並み参戦していた。

 アジアの大会では、11月の香港オープン(YONEX-SUNRISE Hong Kong Open 2020)と12月に中国で行われるワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2020)などが現時点ではカレンダーに残っているが、BWFは今後の大会に関する判断も「追って下す」と話しており予断を許さない。(c)AFP