【7月24日 AFP】英イングランドのリバプールとリーズ(Leeds)で22日、応援するサッカークラブのリーグ優勝を喜ぶファンが、自宅待機の要請を無視して本拠地の外に大挙して押し寄せ、計13人が逮捕された。

 イングランド・プレミアリーグを制したリバプール(Liverpool FC)の地元マージーサイド(Merseyside)州警察は、22日に行われたリバプール対チェルシー(Chelsea)戦の間、本拠地アンフィールド(Anfield)の周辺区域を指定し、48時間にわたり分散を求めていた。

 試合前にはリバプール、議会、警察、サポーターグループのスピリット・オブ・シャンクリー(Spirit of Shankly)が新型コロナウイルスを懸念し、家でタイトル獲得を祝おうと呼びかけていたが、結局は5-3で勝利した試合後、優勝セレモニーが行われたスタジアムの外に大勢の人が集結し、9人が逮捕される事態となった。

 一方、17年ぶりのプレミア復帰を決めたチャンピオンシップリーグ(2部)覇者リーズ・ユナイテッド(Leeds United)は、4-0で勝利したチャールトン・アスレチック(Charlton Athletic)戦後、本拠地エランド・ロード(Elland Road)で選手たちがオープントップバスに乗ってパレードに参加し、集まったファンの前に姿を見せた。

 こちらでは4人の逮捕者が出て、警官1人が軽傷を負ったが、クラブはパレードを開催した決断は妥当だったとしている。(c)AFP