【7月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第37節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はチェルシー(Chelsea)に5-3で勝利。試合後には優勝セレモニーが行われ、新型コロナウイルスの影響で無観客だったものの、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は本拠地アンフィールド(Anfield)でトロフィーを掲げるのはかけがえのないことと喜んだ。

 先月30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールだったが、ホーム最終戦を終えるまで優勝セレモニーは持ち越しとなっていた。

 クロップ監督は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「できることの中で最大限を尽くす。家族がここで立ち会うことができたのは信じられない。自分にとってかけがえのないこと」とコメントした。

「ファンと一緒だったらもっと良かったが、この数か月でそれは無理だと分かっていた。少し前はサッカーをすることも不可能だと考えていた」

「正直、こんなにうれしいことはない。満員のスタジアムだったら完璧だったが、われわれにそれを変えることはできない。ファンのためにセレモニーをしているということを明確にしようと努めた。本当に素晴らしい瞬間だ」

 リバプールがついに優勝トロフィーを掲げたこの夜、ファンには自粛を呼びかけていたが、キックオフ前からサポーターはスタジアムを取り囲み、後半にはファンが点火した花火の音が何度も鳴り響いた。

 優勝を決めてから5試合で2勝しかできていなかったが、リバプールは記念すべき夜を最高の結果で締めくくった。

 前半にナビ・ケイタ(Naby Keita)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)、ジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のゴールで主導権を握ったリバプールは、後半もロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)とアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が加点してチェルシーの追撃を振り切った。

 敗れたチェルシーは4位に後退。26日に本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われるウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦で引き分け以上の結果を残せば、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得が決まる。(c)AFP