【7月19日 AFP】20F1第3戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2020)は18日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が最多記録を更新する通算90回目のポールポジションを獲得した。

 ハミルトンは予選最終Q3の2回目のアタックで1分13秒447のコースレコードを記録し、チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)をわずかに上回った。メルセデス勢のフロントロー独占は通算65回目となった。

 これで2戦連続、ハンガロリンク(Hungaroring)ではミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏に並ぶ通算7回目のポール獲得を果たしたハミルトンは、決勝で8回目の優勝を飾れば、同一会場での優勝回数でもシューマッハ氏の最多記録に並ぶことになる。シューマッハ氏はフランスGP(France Grand Prix)を8回制している。

 ハミルトンは「信じられない結果で、まだ実感が湧かない。ここでもホームでも、素晴らしい仕事をしてくれるスタッフと一緒に働けることがとにかくありがたい」「それに、バルテリがいるから楽なレースにはならない。きょうのように完璧が求められるし、僕にとってはそのことが特に楽しい」と話した。

 ボッタスも接戦を予想していたことを明かし、「僕らは一段上のレベルにあって、他のチームよりかなり先を行っている。きょうの走りはまずまずだったが、これ以上タイムを縮めるのは難しかった」と話した。

「ブラックアロー」の2台の後ろには、物議を醸す「ピンクメルセデス」ことレーシングポイント(Racing Point)のランス・ストロール(Lance Stroll)とセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入り、これに大きな改善を見せたフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)とシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が続いた。

 レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は悔しい7番手。以下はマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、GP通算50レース目に臨んでいるアルファタウリ(AlphaTauri)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)の順となった。(c)AFP