【6月28日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は49万5288人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計987万5040人余りの感染が確認され、少なくとも490万3500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 27日午前4時以降、新たに4372人の死亡と18万1048人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの990人。次いでメキシコ(719人)、米国(523人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに12万5255人が死亡、249万2246人が感染し、少なくとも67万809人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は5万5961人、感染者数は127万4974人。以降は英国(死者4万3514人、感染者31万250人)、イタリア(死者3万4716人、感染者24万136人)、フランス(死者2万9778人、感染者19万9343人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(64人)、スペイン(61人)、イタリア(57人)、スウェーデン(52人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3438人、回復者数は7万8444人。

 地域別の死者数は、欧州が19万5832人(感染262万8116人)、米国・カナダが13万3820人(感染259万5200人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が10万8531人(感染237万4695人)、アジアが3万2494人(感染118万7782人)、中東が1万5195人(感染71万7659人)、アフリカが9283人(感染36万2479人)、オセアニアが133人(感染9109人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP