【6月28日 AFP】19-20スペイン1部リーグは27日、第32節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は敵地でセルタ(Celta de Vigo)と2-2で引き分け、優勝を争うレアル・マドリード(Real Madrid)に勝ち点2差の首位に立つチャンスを与える痛恨の結果となった。

 バルセロナはルイス・スアレス(Luis Suarez)のゴールで2度リードを奪ったが、終盤にイアゴ・アスパス(Iago Aspas)にFKを決められ、ドローに持ち込まれた。

 30日には好調アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのさらに厳しい試合が待ち受けており、この日の引き分けがタイトル争いを決定づけることになるかもしれない。

 ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が率いるレアルは、28日にアウェーで行われる最下位RCDエスパニョール(RCD Espanyol)戦で勝利すれば、優勝へ大きく前進する。

 レアルはバルセロナを直接対決の成績で上回っており、今月のリーグ再開後は4戦全勝中。今後の対戦相手もバルセロナより楽な顔ぶれとなっており、自ら手放さなければリーグ優勝は堅いとみられる。

 1月以来の得点を決めたスアレスは試合後、「今はネガティブな気分だ」「優勝争いに残ってタイトルを手にしたければ、すべての試合で勝たないといけない。だがもうレアルが勝ち点を落とすことに頼るしかない」と話した。

 この日ホームでアラベス(Alaves)と対戦した3位アトレティコは、サウル(Saul Niguez)とジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)の得点で主導権を握ると、終盤にはPKを許しながらも追い上げを振り払って2-1で勝利。4位セビージャFC(Sevilla FC)との差を4ポイントに広げた。(c)AFP