【6月27日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間27日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は49万771人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計968万4490人余りの感染が確認され、少なくとも480万6500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 26日午前4時以降、新たに6728人の死亡と17万6060人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2494人。次いでブラジル(1141人)、メキシコ(736人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに12万4732人が死亡、244万4483人が感染し、少なくとも66万3652人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は5万4971人、感染者数は122万8114人。以降は英国(死者4万3414人、感染者30万9360人)、イタリア(死者3万4708人、感染者23万9961人)、フランス(死者2万9778人、感染者19万9343人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(64人)、スペイン(61人)、イタリア(57人)、スウェーデン(52人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3462人、回復者数は7万8439人。

 地域別の死者数は、欧州が19万5397人(感染261万2452人)、米国・カナダが13万3285人(感染254万7218人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が10万6023人(感染230万1516人)、アジアが3万1928人(感染115万8089人)、中東が1万4912人(感染70万5565人)、アフリカが9093人(感染35万609人)、オセアニアが133人(感染9047人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP