【6月24日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の右SBトマ・ムニエ(Thomas Meunier)とバーミンガム・シティ(Birmingham City)に所属する16歳のジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)の獲得に向けて準備を進めていると、同国メディアが報じた。

 独紙ビルト(Bild)や地元紙ルール・ナハリテン(Ruhr Nachrichten)、テレビ局スカイ・ドイツ(Sky Germany)は、ドルトムントがベルギー代表のムニエと4年契約を結ぶ見通しだと伝えている。

 報道によれば、フランス・リーグ1のPSGとの契約が今月末に切れる28歳のムニエにはトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やアーセナル(Arsenal)、ナポリ(SSC Napoli)、バレンシア(Valencia CF)が関心を寄せていたが、ドルトムントが獲得レースを制すことになるという。

 この移籍によりムニエは今季、PSGの一員として欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の残りの試合に出場しないことになるとみられる。同大会は8月、ポルトガル・リスボンで行われる8チームによる一発勝負のトーナメントで再開される予定。

 アクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)が2年間のローン契約を終え、今季終了後にレアル・マドリード(Real Madrid)に復帰するとみられているため、ムニエにはドルトムントで先発の座を勝ち取る見込みがある。

 ドルトムントはまた、イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のバーミンガムに所属する10代の新鋭MFベリンガムについても、2200万ユーロ(約26億5000万円)での獲得に近付いていると伝えられている。

 ドルトムントでは、クラブでのパフォーマンスが認められたジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が2018年にイングランド代表に割って入るなど成功を収めており、29日に17歳の誕生日を迎えるベリンガムは、サンチョと同じ道をたどる新たなイングランド人選手になるとみられている。

 バーミンガムで好パフォーマンスを披露したベリンガムにはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も興味を寄せており、同クラブは今年1月にも獲得を試みたという。(c)AFP