【6月23日 AFP】新型コロナウイルスの感染者が22日、世界で900万人を超えた。フランスでは同日、全土の子どもたちが登校を再開し、生活正常化に向けた大きな節目を迎えたが、世界保健機関(WHO)は世界的流行が加速していると警告している。

 欧州では外出制限の緩和が進んでいるが、世界各地では感染者がいまだ増加を続けている。特に中南米で感染拡大が止まらず、ブラジルでは死者数が5万人を突破。世界全体の死者は46万5000人を超えている。

 オーストラリアのメルボルンやポルトガルの首都リスボンでは新たな感染集団の懸念が浮上。中国や日本を含むアジア諸国やドイツでも再び感染が拡大し、一部の国では規制が再導入された。

 一方のフランスでは21日、毎年恒例の「音楽の日」のイベントが行われ、大勢の人々が新型ウイルス流行が始まって以来初の大規模な祭典を楽しみ、日付をまたいで踊り騒いだ。同国では22日、水泳プールや映画館が再開したほか、学校へ行くことが再び義務化され、15歳までの児童・生徒が登校を再開した。(c)AFP/Mohamad Ali Harissi with Isabelle Tourne in Paris